こんにちは、@白鳩です。今日は「ホワイトハット戦略におけるジャンル選びの考え方」を書きます。
自演リンクに頼らないホワイトハットサイトでも収益を上げる事は可能です。ただし、効率よく収益を上げるには戦略が必要です。闇雲にレッドオーシャンジャンルに片っ端から手を出し、サイトを量産していたのでは、管理画面にゼロが並び続けます。
そこで、私自身が感じたホワイトハット戦略におけるジャンル選びのポイントを簡単にまとめますので、参考にしてください。
ジャンル選びは目標設定によって異なる
「ホワイトハットで収益を上げる!」と言っても、その定義は曖昧です。1つの基準である「月収100万円」としても、
- 半年以内に100万円を目指す
- 1年以内に100万円を目指す
- 2年以内に100万円を目指す
- 3年以内に100万円を目指す
期間が違えば、当然戦略は変わります。
ホワイトハットで半年以内に100万円に到達するアフィリエイターは、物凄くレアな存在ですが、実際、ツイッター界隈では、このようなアフィリエイターも存在することから、絶対無理な水準ではありません。
しかし、この水準は、ジャンル選びに加え、「ライティング」「特別単価」など、様々な要素が必要です。
そこで、この記事では、私自身の経験を踏まえながら③「2年以内に100万円を目指す!」を念頭に考え方を整理します。
白鳩式ジャンル選びの5つのポイント
レッドオーシャンであること
レッドオーシャンとは?
初心者アフィリエイターの多くは、激しい戦いを避け、ニッチなジャンル(ブルーオーシャン)に参入しようと考える方が多いようです。
もちろん、上位表示に要する期間は、レッドオーシャンよりブルーオーシャンの方が早いケースが多いため、この戦略を全否定するつもりはありませんが、「2年以内に100万円を目指す!」という目標なら、ブルーオーシャンジャンルでは可能性が大きく下がります。
その理由は、いくつかあります。
- ブルーオーシャンジャンルはアフィリエイト市場が小さく、トップをとっても報酬が少ない
- ブルーオーシャンジャンルでも、検索順位の1位に掲載されるには労力が必要
- 広告予算が少ないため、広告主が撤退する可能性が高い
- 大幅な特別単価が出にくい
もし、ブルーオーシャンジャンルで「2年以内に100万円」を目指すなら、1サイトで100万円を目指すのではなく、複数のジャンルを育てる必要があります。これも悪くないのですが、1サイトに注力した方が、早くが報酬アップしますので、よほどこだわりがなければ、レッドオーシャンジャンルに参入するのがベターでしょう。
では、代表的なレッドオーシャンジャンルを紹介します。
- 脱毛
- 脱毛器
- スキンケア
- ダイエット
- バストアップ
- 健康食品(サプリメント)
- 求人(アルバイト)・転職
- カードローン・キャッシング
- FX
- クレジットカード
- 育毛剤
- ニオイケア
- 白髪染め
- 車買取
- 引越
- 格安SIM
- モバイルWi-Fiルーター
- ウォーターサーバー
- 婚活
- 買取
- 探偵
- 保険
などでしょうか。他にもレッドオーシャンジャンルはあると思いますが、代表的なジャンルは上記の通りです。上記のジャンルは、多くのアフィリエイターが参戦する激戦区ですが、市場規模が大きく、ニッチキーワードでも月収100万円は十分狙えます。
では、レッドオーシャンジャンルを攻める上で気になることを少しまとめてみます。
(下の質問はクリックすると開きます)
ランキングページに複数のアフィリエイト案件が紹介できること
アフィリエイトは、広告主があって成り立ちます。いくら素晴らしいサイトを作ったところで、広告主が全て撤退すれば、報酬は激減します。
実際、月100万円以上稼いでいたサイトを運営していたが、広告終了によって報酬がGoogleアドセンスだけの収入(月数万円)まで激減した経験がある方は、ものすごく多いと思います。
また、商標ページ戦略(アフィリエイト商品の商品名をターゲットキーワードにしてサイトやページを作る事)で稼いでいたサイトが、「リニューアルという名の商品名の変更」によって、ターゲットキーワードが代わり、ダメージを受けるケースも多いです。
アフィリエイトサイトの運営は、広告主の動向に大きく影響を受けるため、その影響をできるだけ受けにくいようにジャンルを選ぶ必要があります。
その1つの方法が、「ランキングページに複数の案件を紹介すること」です。
もし、1位の商品が撤退したとしても、2位の商品が残っていれば、ダメージは最低限になります。
メモサプリメントなどは、広告の撤退や商品名の変更が多いため、商標ページ戦略は特に気をつける必要があります。
地域に左右されないこと
地域名でサイトを作り、上位表示されると大きな報酬に結びつく可能性があります。
しかし、ホワイトハットで地域名キーワードをターゲットとする事はおすすめできません。
なぜなら、2017年後半から地域名キーワードのアフィリエイトサイトの検索順位が軒並み下落している事もありますが、
- 記事の量産が難しい
- スポンサードサーチが邪魔である
- (ホワイトに適した)サイト構成が難しい
などのデメリットがあるからです。
それぞれの詳細な理由は割愛しますが、地域名キーワードをメインとしたサイトに、独自性のあるユニークなコンテンツをたくさん投入する事はなかなか大変です。そのため、地域名キーワードはホワイトハットよりも自演リンクで上位表示を狙うブラックハットに適していると言えます。
また、地域名キーワードはGoogleのスポンサードサーチ(検索結果の上部に表示される広告部分)に表示される記事にコンバージョンを持っていかれるケースが多い事から、労力の割に報酬が爆発しない可能性があります。
もちろん、地域名キーワードを攻めるメリットも多数あるため、全否定はできませんが、地域名の影響をもろに受ける「引っ越しジャンル」にホワイトハット初心者が攻める場合は注意が必要です。
被リンクを受ける仕組みがあること
「ホワイトハットって被リンクなしで、コンテンツのクオリティだけで上位表示を目指すサイトでしょ?」
って思われているかもしれませんが、この考え方は少し違います。
正しくは、「自演リンクに頼らずに上位表示させること」です。
そして、大きく稼ぐにためには、外部からのナチュラルリンクを集める工夫が必要です。ナチュラルリンクを継続してもらい続けるサイトは、非常に強く月間100万円以上稼ぐサイトに昇格する可能性が高いサイトとなります。
ただ、アフィリエイトサイトにナチュラルリンクが集まる事は非常に稀です。
そのため、工夫が必要です。例えば、
- 圧倒的に面倒なリサーチに基づく情報ページ
- 芸能人情報などが掲載されたページ
- 法律や制度がイラスト付きでわかりやすく解説されたページ
などは、ソーシャルで拡散後にリンクが付く可能性が高いページです。
これらを考慮し、ナチュラルリンクがもらいやすいジャンルを選んだ方がいいでしょう。
メモなお、被リンクページは多い方がいいものの、少なくても効果はあります。逆に、被リンクを狙いすぎると、コンバージョンから離れた記事を量産することになります。
100ページ以上の記事が投入できること
ホワイトハットサイトにおける、ユーザーの動きは、
「トップページ」→「個別ページ」→「広告」→「発生(CV)」
ではなく、
「個別ページ」→「トップページ」→「広告」→「発生(CV)」 または
「個別ページ」→「広告」→「発生(CV)」
です。つまり、検索ユーザーが最初に到達するページ(ランディングページ)は、トップページではなく個別ページがほとんどです。
そのため、個別ページは多ければ多いほど、検索ユーザーをたくさんひらうことが出来るのです。この戦略をロングテール戦略といい、ホワイトハットサイトのベースとなる考え方です。
個別ページを増やしやすいジャンルとは、例えば「悩み系」です。健康や恋愛、お金など様々な悩みがありますが、悩みジャンルに用いられるキーワードはものすごく多いです。探せば探すほど出てきます。
反対に、非悩み系は、検索ボリュームはあるものの、検索キーワードが限られている傾向にありますので、サイト構築には工夫が必要になります。
以上が押さえておきたいポイントです。
おすすめジャンル
では、ここからは「ホワイトハット戦略で月収100万円」を目指している方におすすめのジャンルをいくつかピックアップしてみます。
婚活
婚活ジャンルといっても、「結婚相談所」「婚活パーティー」「婚活サイト」など大きく分けて3つのカテゴリーがあります。どのカテゴリーにも一定数の検索ニーズがありますが、一番オススメは、婚活サイトです。
婚活サイトは、
- 成果地点が無料会員登録なのでCVしやすい
- コンバージョンキーワードが豊富
- 地域に左右されにくい
- 人気案件が豊富
- 市場規模が伸びている
- 男女ともに攻めれる
という特徴があり、ASP担当者さんの中にも推奨している方が多いジャンルです。
体験談をタスク記事で集めて、それを加工して投稿するだけで一定数のアクセス数が見込まれますので、PV数も稼げるジャンルと言えます。
脱毛
脱毛ジャンルは、レッドオーシャンの筆頭に位置づけされるジャンルですね。
ただ、初心者でも参入の余地は十分にあります。
なぜなら、検索ニーズが膨大だからです。トップアフィリエイターが取りこぼした検索ニーズをひらうだけで、ある程度の収益は見込まれますし、継続してサイトを運営していけば、月間100万円も十分可能です。
また、最大の魅力は「報酬単価が高いこと」です。脱毛サロンや脱毛クリニックの報酬単価は、1万円以上は当たり前、2万・3万と特別単価を設定する広告主もいますので、当たれば大きいジャンルと言えます。
ただ、男性には少し扱いにくいジャンルと言えます。
サプリメント(葉酸・乳酸菌)
サプリメントジャンルをおすすめすべきかどうか悩みました。
その理由は、2017年12月6日に実施されたグーグルのアップデート(通称「健康アップデート」)により、サプリメント関連のキーワードが軒並み下落し、収益が大きく下がったアフィリエイトサイトが多いからです。
しかし、ここであえて掲載したのは、「まだ望みはある!」と感じているからです。
今の検索エンジンの仕組みがそのまま続くとは思えないし、サプリメントに対する需要はかなり大きい、それに、アップデート以降はアフィリエイターの新規参入が大きく減っているため、参入の余地は十分あります。
メモ近日中に、「健康アップデート対策と参入の注意点」のような記事を書きますので、そこで詳細は解説します。
参入に失敗したジャンル
では、個人的に参入に失敗したジャンルを紹介します。
引っ越し
引っ越し関連のサイトをいくつか運営しましたが、上位表示がなかなか難しいサイトであると実感しました。
とにかく、「引っ越し侍」のメディアサイトが強すぎます。悩み系キーワードから地域名キーワードまで幅広く上位表示されているので、かなり頑張らないと上位表示は厳しいです。
キーワードをずらしたり、複合キーワードで攻めると、いくつかコンバージョンしますが、検索ニーズが少なく、月間100万円はなかなか狙いにくい印象です。
引っ越し業者のアルバイト経験があるなど、ユニークなコンテンツが執筆できる方などは、チャレンジしてみても面白いジャンルですが、私には少し厳しいジャンルでした。
債務整理
債務整理ジャンルは、検索キーワードの幅が広いので、アクセスを集めることはできるものの、「案件の承認率が低い」というデメリットがあります。
そのため、100万円を突破するのは、相当なサイトを作る必要があります。
それに、このジャンルのデメリットは、「コンバージョンしても嬉しくない」という点です。
成果が発生した連絡が入るということは、「検索ユーザーが金銭的にかなり厳しい状況にある」ということです。そこまで考える必要はないかもしれませんが、なんとなく重い気持ちになります。汗
割り切って対応でき、借金問題に豊富な知識があれば参入するのもアリでしょう。
リフォーム
リフォーム案件は、1件辺りの報酬が高額なものがあり、参入してみたものの、思ったほどの結果は出ませんでした。
理由は、「公式サイトが強い」のと「画像やイラストが豊富なサイトじゃなければCVしにくい」という点です。
アクセスはあるものの、離脱率が高いため、サイトの魅力を上げなければ報酬アップは期待しづらいようです。
ただ、個人的には面白いジャンルだと感じていますので、今後もう少し努力するかもしれませんが、初心者におすすめできるほどの魅力はないと感じています。
まとめ
この記事は、かなり自分の考え方が入りすぎている偏った記事なので、とてもわかりにくい内容となってしましました。
ホワイトハットで月間100万円を目指すなら、ジャンル選びが大事!ということを伝えたかったのですが、枝葉の部分が多くなりすぎてしまいましたね。
元も子もない言い方をすると、「ホワイトハットでもブラックハットでも、参入ジャンルに関係なく、真剣に取り組めば100万円は到達する!」というのは間違いありません。
しかし、より効率的に少ない労力で到達するなら、ジャンル選びが重要という程度です。
そのためには、いろんなジャンルの主力サイトのチェックをするのが一番なので、参入ジャンルを決める前は、リサーチに時間を費やしましょう。